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編集主幹ノート
著者: 吉田幸雄
所属機関:
ページ範囲:P.88 - P.88
文献購入ページに移動 非常な旱魃もようやく止み,都会でさえも待望の雨期を迎えてホットした今日この頃である。このような旱魃が,もしも戦前に起こったなら,その被害は悲惨であったに違いない。この程度の被害で済んだことは,戦後の強力な整備のおかげである。しかしこのように整備されたにかかわらず,今回のように稀な旱魃にもなお耐えることが要望されている。われわれの病院事業からみるとうらやましい。人間の生命を直接救助するための病院の整備については,今なお国家的援助が少ない。そして病院の犠牲において現実が処理されている。そのためにたとえば,救命用にあるべき器機も,使用頻度が低ければ不経済だといって整備しておくことができない。ダムと比較してかこちたくなる。
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