icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院26巻7号

1967年07月発行

文献概要

特集 夜間の医師の当直

看護婦から当直医への要望

著者: 有馬千代子1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院

ページ範囲:P.24 - P.25

文献購入ページに移動
 夜のとばりが病室をつつむとき,就寝の準備を終えて消灯の時間が迫ってくる。今宵自分に託された患者の安静を祈りつつ,一部屋一部屋患者を見まわるとき,看護婦としての職責の重大さをひしひしと感ずる。
 重症患者を受持って無事に次の勤務者に引きついだときの満足感,また何とか危機を脱することができた患者をみとるとき,看護の喜びを感じることができる。私たち看護婦が夜間の重い責任を支えてゆくのに当直医の協力は非常に大きいものがある。鋭い観察力をもって受持った患者を観察し,いざというときにはいつでも当直医がかけつけて適当な指示が行なわれる,こんなチームワークが常にとれていることが必要である。しかし残念ながらこのようなチームワークが常に保たれているとは限らない。その歯車がどこかでかみ合わないとき,それは患者にとって大変不幸なことになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら