icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院26巻8号

1967年08月発行

文献概要

特集 病院の廃棄物

ダストシュートについて

著者: 伊藤誠1

所属機関: 1千葉大・工学部建築学科

ページ範囲:P.38 - P.41

文献購入ページに移動
 院内の各部門が緊密に連繋しあってはじめて有機的な病院としての機能をはたしうることはいまさらいうまでもない。それゆえに,部門間のつなぎのひとつとしてのいろいろな"もの"の運搬は,病院の管理上はもちろん,建築計画の面でも重要な問題となる。効率よく仕事をさばくためには,必然的に機械化の導入ということになろう。シュートは機械とはいえまいが,重力を利用して運搬の労力にかえていこうとする点で,機械とねらいを同じくするもっとも初歩的な装置であると考えてよい。ところでダストシュートとなると,原理は初歩的ではあるが,あるいは初歩的であるがゆえに,なかなか厄介である。あらためて問題としてとりあげて考察してみようとするゆえんである。
 運搬という観点を離れても,特に病院では,ものの流れの末端をいかに処理するかが重要である。特に"きたない"ものの始末は,病院自体を清潔に保っていくために,ぜひとも十分の配慮を必要とするところである。くさいものには蓋をではすまない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら