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滅菌の原理と実際(1)
著者: 牧野永城1
所属機関: 1聖路加国際病院外科
ページ範囲:P.15 - P.15
文献購入ページに移動 滅菌法および無菌法は病院の日常業務においてきわめて重要な領域であることはいうまでもない。患者を感染の危険から守るために,手術場や中央材料室の責任者にとってはもちろん,専門領域にあるとないとにかかわらず,病院の従業員の仕事の上に直接間接に常に関連してくる問題である。しかしこの問題に関して,種々の学術的な文献は多いが,手頃で組織的な記述が案外少なく,看護婦,看護学生さらには手術場の関係者や外科学を修練しているレジデントなどからさえも,ときおり不満の声をきくことがある。この欄に,ここしばらく連載を試みる著者の意図は,滅菌および無菌の問題をその原理と実際を関連させて,なるべく簡明に解説してみたいということである。
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