icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院27巻10号

1968年10月発行

文献概要

第18回日本病院学会臨時増刊号 特別講演の部

中央(滅菌)材料室運営の過去と将来

著者: 原素行1

所属機関: 1厚生省病院管理研究所

ページ範囲:P.85 - P.86

文献購入ページに移動
■5月30日(木)/14:00〜15.00
はじめに--
 中央(滅菌)材料室業務の基本的性格と運営構造の推移。
 本学会第13次札幌総会のとき,宿題報告"中央(滅菌)材料室の業務分析"を担当し,その運営構造が工業経営的色彩を帯びていることを指摘したが,その業務各般が医療の倫理の規制下にあることを強調した。その後5年,今次第18回総会において,再び,中央(滅菌)材料室の運営に関する課題が与えられ,とくに,その"過去と将来"を主たる題目とすることが求められた。この間,わずかに5カ年,科学技術が発達し,滅菌設備に関する厳しい考察が行なわれ,かつその使い方の技法についても,厳しく批判され,また滅菌・無菌維持の面から,医学的に反省され,中央(滅菌)材料室業務の基本的性格の高揚に意を注ぐべしと,強調されるようになってきた。まさに,滅菌科学の時代として,来たるべき将来を荷なう概ありと言いたい。しかし,そのすう勢を無条件に,将来への期待とすることには,いまだ幾多の問題を残している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?