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文献詳細

雑誌文献

病院27巻11号

1968年10月発行

文献概要

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滅菌の原理と実際(10)

著者: 牧野永城1

所属機関: 1聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.74 - P.74

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VII.外科的包装材料(パック)の滅菌
 熱と湿気の滲透の度合および速度はパックの大きさ,パックの内容の密度,それから滅菌器の中への積み方で左右される。くり返し述べたように,滅菌器内の蒸気は上から下に向かって流れるが,パックはこの蒸気の貫通を容易にするよう,最も抵抗を少なくする工夫が肝要である。
 パックを相互に密接させると抵抗が大きくなる。同じパックの中に布類や金属,トレーなどを混合させると空気の除去が完全にできないことがある。小さなパックに大きなパックをのせるのも蒸気の滲透を悪くする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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