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欧米病院偏見旅行記・11
アメリカ看護への疑問—アメリカにて(その3)
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ページ範囲:P.51 - P.51
文献購入ページに移動この多さの中でひときわ目だつのは,看護部員である。ボストンのハーバードの産科病院で178床で実に300人,シカゴ郊外の地域病院の35床に420人,ロスアンジェルスの郡立病院2300床に2800人と,ベッド数と同じかそれ以上である。患者4人に1人という規則の国からは,まことにパラダイスであろう。さすがにわが国の看護が占領軍の影響もあって,模範としてきたアメリカだけのことはある。考えてみると,患者の頭数で看護要員数を決めるというのはむちゃな話である。どの病院にも同程度の看護サービスを必要とする患者が均等に来院するというのであろうか。
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