icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院27巻13号

1968年12月発行

文献概要

--------------------

滅菌の原理と実際(12)

著者: 牧野永城1

所属機関: 1聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.53 - P.53

文献購入ページに移動
X.不完全滅菌の防止と検知法
1.不完全滅菌をきたす要因
 121℃,30分の条件を守って滅菌しているつもりでも,実際には滅菌が不完全な場合がある。その原因としては,(1)飽和蒸気を121-123℃という条件の維持に不注意なとき(2)滅菌材料の包装のつくりかた,大きさなどに欠陥があるとき(3)包装材料の滅菌器内の積みかたに欠陥があるとき(4)滅菌時間を正しく守らないとき(5)蒸気滅菌に不適当なものを蒸気滅菌するとき(ワゼリン,タルク粉など)(6)滅菌器の保守,清掃,検査が不完全で,その機能に欠陥が生じたときなどがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?