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文献詳細

雑誌文献

病院27巻13号

1968年12月発行

文献概要

病院建設の基本問題・8

住宅団地の医療施設利用

著者: 浦良一1

所属機関: 1明治大学・建築学

ページ範囲:P.67 - P.71

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はじめに
 1.私は先に,現在は人口集中地帯でも人口減少地帯でも,医療施設の再編成の段階にきているということを述べた。今日は人口集中地帯の住宅団地の問題を考えてみたい。
 人口集中地帯の1つの特徴は,それに対処するための住宅団地の出現である。今後この団地はますます増加するだろうから,住宅団地にどのように対処するかは大きな問題である。戦後住宅団地ができた当初は診療所の建設に対して当局はきわめて消極的な態度をとっていた。これは団地住民は若いし,サラリーマンが多く,施設選択はうるさく,病気になっても職場近くとか,中心市街地の大規模施設を利用して団地施設は利用せず,団地診療所は経営困難で建設しても医師の応募はないだろうとの危惧からであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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