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文献詳細

雑誌文献

病院27巻9号

1968年09月発行

文献概要

特集 病院職員の需給関係

日本の医師数の将来計画

著者: 岩佐潔1

所属機関: 1病院管理研究所医療管理部

ページ範囲:P.43 - P.49

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はじめに
 今日,多くの病院で医師の不足が痛感されている。ことに若い助手的医師とか,眼科・耳鼻科などのいわゆるクライン・ファッファといわれる科の医師,それに麻酔医・放射線医・臨床病理医,さらには脳外科医など,最近その重要性が増してきている専門医が得られないで困っている病院は少なくない。
 私は,昭和43年2月に全国病院から約15%を任意抽出して医師不足状況を調査してみた。これに対して415病院(回答率40%)から得た回答を整理して示すと,表1のようになる。すなわち,現在医師が"十分に足りている"と感ぜられているのは大学付属病院で,1/3ある以外はごく例外的で,経営主体によって多少の差はあるが,大部分の病院では,現在,医師がおおいに不足していると感ぜられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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