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文献概要
特集 日本の病院 日本の病院の歴史と現状
カトリック病院
著者: 井手一郎1
所属機関: 1聖マリア病院
ページ範囲:P.76 - P.80
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天文18年7月(1549年8月15日)フランシスコ・ザベリオー行が鹿児島に上陸して,わが国にキリスト教を伝えて以来,カトリック教会は困難な布教活動に従事しつつ,一方,救貧,医療などキリスト教的隣人愛の精神にもとづく事業を挺身的に行なってきた.
当時は,わが国は室町末期の時代であり,打ち続く戦乱,悪政,疫病の流行,飢餓などのため,民衆は心身ともにより所を失っており,これらに対し,キリスト教の宣教は燎原の火のごとく広がっていったのである.
天文18年7月(1549年8月15日)フランシスコ・ザベリオー行が鹿児島に上陸して,わが国にキリスト教を伝えて以来,カトリック教会は困難な布教活動に従事しつつ,一方,救貧,医療などキリスト教的隣人愛の精神にもとづく事業を挺身的に行なってきた.
当時は,わが国は室町末期の時代であり,打ち続く戦乱,悪政,疫病の流行,飢餓などのため,民衆は心身ともにより所を失っており,これらに対し,キリスト教の宣教は燎原の火のごとく広がっていったのである.
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