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病院と統計
傷病別患者数の季節変動
著者: 前田行雄1
所属機関: 1厚生省統計調査部
ページ範囲:P.76 - P.77
文献購入ページに移動 病院・診療所を訪れる患者についての統計は,患者調査および病院報告によるものがあることはすでに述べたが,その他に社会医療調査によるものがある.社会医療調査は,保険医療機関から社会保険診療報酬支払基金に提出された診療報酬請求明細書を調査対象とし,社会保険のうち被用者保険によって給付された医療と,医療の対象となった傷病の実態を明らかにすることを目的とした標本調査である.この調査は,昭和30年から実施され,診療行為別調査と傷病別調査に大別されるが,今回は昭和42年度に行なわれた傷病別毎月調査を中心に,傷病別患者数の季節変動を観察してみよう.
昭和42年度傷病別毎月調査では,全国の保険医療機関から層化無作為抽出法によって抽出(抽出率は病院1/10,一般診療所および歯科診療所1/100)された標本医療機関から提出され,昭和42年5月から43年4月までの各月に,支払基金において審査決定された政府管掌健康保険分の明細書を,さらに1/10の抽出率で無作為抽出したものを調査客体とした.
昭和42年度傷病別毎月調査では,全国の保険医療機関から層化無作為抽出法によって抽出(抽出率は病院1/10,一般診療所および歯科診療所1/100)された標本医療機関から提出され,昭和42年5月から43年4月までの各月に,支払基金において審査決定された政府管掌健康保険分の明細書を,さらに1/10の抽出率で無作為抽出したものを調査客体とした.
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