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文献詳細

雑誌文献

病院28巻13号

1969年12月発行

文献概要

研究と報告【投稿】

病院における盗難問題

著者: 内藤均1

所属機関: 1聖路加国際病院庶務課

ページ範囲:P.83 - P.86

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はじめに
 病院の出入口管理は全く放置されており,いつでも,だれでもが自由に出入りできるのが一般のようである.病院内のどこを歩いていても,職員から声をかけられることは全くまれであるという病院が大部分ではないだろうか.
 このような状況の中に収容されている患者や,外来診療にきている患者の金品が盗まれるということが,ときどきある.たとえば‘病院あらし’といわれる,病院だけを対象にしている専門の犯罪者もいるくらいである.この盗難事件は,その特殊性からか,被害者の大部分が患者であり,病院自体の被害はきわめてわずかであり,またこれらの問題は病院の恥とでも感じられるためか,あまり公表されていないように思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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