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文献詳細

雑誌文献

病院28巻4号

1969年04月発行

病院建設の基本問題・12

—病院の建設工事費(2)—建設単価の意義と問題点

著者: 伊藤誠1

所属機関: 1千葉大学・建築学

ページ範囲:P.87 - P.90

文献概要

 病院建設のための予算を作成したり,またはその建設費を論ずるにあたって,指標として単位面積あたりの建設単価を用いることは非常に多い.これはなにも病院に限ったことではない,規模の異なる各種施設を同一基盤の上において比較検討しようとするには,ぜひとも共通の尺度が必要だからである.そのためには,算出の容易なこと,指標として比較的妥当なめやすとなりうることなどのため,単位面積(1m2)あたり単価は確かに便利であり,かつ有効である.
 しかしながら,その反面,いくつかの欠陥ももっている.安易な乱用がいろいろな弊をもたらしている例は数限りなくある.問題となる点を整理しておこう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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