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特集 小児の給食
栄養部における小児食の扱いかた
著者: 伊藤きよ1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学付属病院栄養課
ページ範囲:P.29 - P.34
文献購入ページに移動子供はおとなを縮小したものでないといわれるとおり,その時期,すなわち1.新生児期(生後2週間まで)2.乳児期(満1歳まで)3.幼児期(満6歳まで)4.学童期(満12歳まで)に応じ,子供の身体精神の発育を促進させるため,十分な栄養を与え,健全な生成をさせるため,適切な給食をしなければならないことはいうまでもない.したがって,おとなの食事を少なくして与えればよいというものではない.
小児だけを専門に扱っている病院では問題にならないが,総合病院で小児の給食を適切に実施する場合,おとなの食事と違って,調乳・離乳食・幼児食・小児食,またそれらの治療食と区分して,適切な給食を実施するためには人手をふやさねばならない.
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