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病院経営戦前戦後・10
病院組織の変化(3)
著者: 山元昌之
所属機関:
ページ範囲:P.72 - P.72
文献購入ページに移動 前回までに,病院組織の戦前と戦後との変化をふり返って,この変化に対応する医師の位置づけについて考えてみた.今回は,この変化を患者収容態勢の面からながめてみよう.
戦前の病院は医師の仕事場的な性格が強かったので,患者の収容態勢が整ってない.したがって患者が入院するときには,家族が付き添って寝具と炊事道具を持ってきたものだ,などといわれるが,これはちょっとオーバーな表現だろう.あるいは戦前の病院を知らない人たちが,そう思いこんでいるのかもしれない.戦前の病院が,医師の仕事場的な性格が強かったことは事実だが,病院というからには,一応の収容態勢はもっていた.
戦前の病院は医師の仕事場的な性格が強かったので,患者の収容態勢が整ってない.したがって患者が入院するときには,家族が付き添って寝具と炊事道具を持ってきたものだ,などといわれるが,これはちょっとオーバーな表現だろう.あるいは戦前の病院を知らない人たちが,そう思いこんでいるのかもしれない.戦前の病院が,医師の仕事場的な性格が強かったことは事実だが,病院というからには,一応の収容態勢はもっていた.
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