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文献詳細

雑誌文献

病院29巻11号

1970年10月発行

文献概要

病院経営戦前戦後・10

病院組織の変化(3)

著者: 山元昌之

所属機関:

ページ範囲:P.72 - P.72

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 前回までに,病院組織の戦前と戦後との変化をふり返って,この変化に対応する医師の位置づけについて考えてみた.今回は,この変化を患者収容態勢の面からながめてみよう.
 戦前の病院は医師の仕事場的な性格が強かったので,患者の収容態勢が整ってない.したがって患者が入院するときには,家族が付き添って寝具と炊事道具を持ってきたものだ,などといわれるが,これはちょっとオーバーな表現だろう.あるいは戦前の病院を知らない人たちが,そう思いこんでいるのかもしれない.戦前の病院が,医師の仕事場的な性格が強かったことは事実だが,病院というからには,一応の収容態勢はもっていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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