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資料
精神病院在院措置患者の実態(2)
著者: 鈴木淳12
所属機関: 1病院管理研究所 2下総療養所
ページ範囲:P.97 - P.102
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1.診断別分類
診断別分類には疾病概念,診断基準,それらのまとめ方など数多くの疑問がもたれるけれども,本調査では,比較の便宜性もあって,昭和29年の精神衛生実態調査時の分類が使われていた.
表6のように,狭義の精神疾患(ここでは精神病)が総数の約9割を占め,なかでも精神分裂病が総数の77.6%である.どの疾患でも男性は女性よりも多く,男性在院措隅患者数を100とすると,女性の精神分裂病患者数は69,精神薄弱46,精神病質24である.しかし,50歳以上に限ると,精神分裂病1306名のうち女性患者数は男性よりも100名多く,60歳以上の‘その他の精神病’148名中,女性が12名多い.
1.診断別分類
診断別分類には疾病概念,診断基準,それらのまとめ方など数多くの疑問がもたれるけれども,本調査では,比較の便宜性もあって,昭和29年の精神衛生実態調査時の分類が使われていた.
表6のように,狭義の精神疾患(ここでは精神病)が総数の約9割を占め,なかでも精神分裂病が総数の77.6%である.どの疾患でも男性は女性よりも多く,男性在院措隅患者数を100とすると,女性の精神分裂病患者数は69,精神薄弱46,精神病質24である.しかし,50歳以上に限ると,精神分裂病1306名のうち女性患者数は男性よりも100名多く,60歳以上の‘その他の精神病’148名中,女性が12名多い.
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