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特集 病院のMSWをより発展させるには 病院におけるMSWの活躍
疾病と社会的環境の関連性を追及—岩手医科大学附属病院
著者: 攝待幸子1 戸田峰子1
所属機関: 1岩手医科大学附属病院
ページ範囲:P.41 - P.43
文献購入ページに移動大学病院の特徴は,医学の教育・研究・診療の3部門からなり,診療部門を担当する各科医局には約30名の医師が研究および診療に専念している.科の診療を統括しているのが各科部長(教授)であり,医療ケースワーカーの利用についても,各科部長の理解の度合いにより,利用する方法も違っているように思われる.医学の進歩と専門分化に伴い,医師が患者の診療にかかわるすべてをみることが困難となっている今日,医師側は,患者の身体的疾患に深くメスを入れ,化学的・物理的療法を行ない,研究・診療という立場に立ち,一方,医療ケースワーカーは,患者の心理・社会的側面をみる社会福祉学の立場をとっているため,ともすれば,別個として存在するかに見られる.
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