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文献概要
最近問題となっている,都心・産業地帯の大気汚染の激化は,冬季にはいりその気象条件とあいまって著しく,当局はスモッグ対策として,低硫黄分の重油使用を要望している.また,亜硫酸ガスの排出による大気汚染を予防する目的で,排出基準を制定し,大気の清浄化を図ろうとしているが,病院でのボイラーの使用は,一般事業場と異なって,暖房だけではなく,消毒・厨房・洗濯のほか医療器材の洗浄などの熱源用にも使用されている.したがって,低硫黄の重油を使うことは,60%の燃料費増加となって,生産エネルギーとしての蒸気単価があがる結果となっている.
しかも,大気の清浄化という社会的問題と,現行医療費による困難な病院経営との板ばさみとなって,低硫黄分の重油使用に踏み切れない病院が多いと思う.
しかも,大気の清浄化という社会的問題と,現行医療費による困難な病院経営との板ばさみとなって,低硫黄分の重油使用に踏み切れない病院が多いと思う.
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