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特集 病院とコンピュータ
医療評価とコンピュータ
著者: 津田豊和1
所属機関: 1病院管理研究所
ページ範囲:P.31 - P.36
文献購入ページに移動 私は昭和39年以来,退院患者の診療録の内容から得られる資料には,医療の質の向上に役だつものがたくさん含まれていることを知り,医療評価の方法論や医療機関のネットワークのあり方への応用などを調査研究している.昨年の春,WHOのフェローシップで,アメリカとカナダを訪れる機会を与えられたときに,ミシガン州のAnn ArborにあるCPHA(Commis-sion on Professional and Hospital Activities)の見学と,この分野のすぐれた専門家であるdirectorのDr.Vergil N.Sleeにお会いしたいと思った.幸い,これが許されて,日程に組み入れられたので,5月初旬に,このCPHAの第105回TutorialSessionに出席して講義をうけ,特別のはからいでDr.Sleeにも個人的に面会することができた.
最近,わが国でも医療評価やmedical auditということばを見聞するようになってきたが,このなかには,PASはProfes-sional Activity Studyの略語なのに,Professional ActivityServiceと書いていたり,medical auditとPASとを混同しているむきもあるようなので,PASとMAP (Medical AuditProgram)に重点をおいて,アメリカの実情を述べることにする.
最近,わが国でも医療評価やmedical auditということばを見聞するようになってきたが,このなかには,PASはProfes-sional Activity Studyの略語なのに,Professional ActivityServiceと書いていたり,medical auditとPASとを混同しているむきもあるようなので,PASとMAP (Medical AuditProgram)に重点をおいて,アメリカの実情を述べることにする.
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