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文献詳細

雑誌文献

病院3巻2号

1950年08月発行

文献概要

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東京病院協会の発足と経過

著者: 上条秀介1

所属機関: 1東京病院協会

ページ範囲:P.46 - P.46

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 医師会は医師個人としての責任や,心構えや権利の主張などを規定して医師の個人的の向上に務める団体であるが,医師の個人でなくその集合体,薬剤師,看護婦技術者などの綜合的な向上発展を期して,患者に対する診療を完全にさせるためには,病院施設が必要であり,その病院の管理,計理,福利等を研究する機関が特別に必要と思う。この意味に於て,病院協会なるものの必要を痛感するのであるが,東京都に於ては戦争中よりすでに,社団法人病院連合会があつて,患者給食の世話をし,東京指定需要者協議会があつて,医薬品衛生材料の統制配給の仕事を分担しておつたが,この協議会は配給制度の改正と共に病院協同会と名を改めて現在でも各病院に対する医薬品の世話をしている。又麻薬法が出来てから,その完全実施に協力するために,麻薬協会なるものが出来て尽力している。しかし,いくつかの強力団体がちりちりばらばらに活動することは病院自体のためばかりでなく,監督官庁たる衛生局との連絡上にも迷惑をかけることになるので,これらを統合して一つの強力な団体となし,東京都は勿論のこと,ひいては全国的に同じような団体を組織することが必要と考えられたので,昭和24年9月に有志相計つて東京都病院協議会なるものを結成した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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