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病院概史(その12)
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ページ範囲:P.2 - P.2
文献購入ページに移動Edward Jennerが牛痘接種による天然痘予防法を発見したのは1796年であるが,それより40年後の1847年佐賀藩医官伊東玄朴は藩主鍋島氏を説き,前年長崎に医塾大成館を興して居つた楢林宗建を通じ和蘭カピタンに牛痘苗取寄方を依頼,翌年和蘭軍医Otto Mohmke牛痘苗をもたらす。楢林宗建,吉雄圭斎はMohmkeに親炙して種痘普及に努力す。1849年には既に,佐賀,広島,京都,大阪,江戸,福井に普及。1857年には北海道の痘瘡流行に応用されるようになつている。
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