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文献概要
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病院經營文獻について
著者: 山元昌之1
所属機関: 1滋賀大学事務局
ページ範囲:P.3 - P.14
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今回,新著「病院経理の理論と実際」の出版が一段落して振返つてみると,云い足りなかつたところや,研究不足のまゝで済ましたところが目について汗顔の至りであるが,特に参考文献について其の感が深い。即ち著書の中に,主要参考書としてあげたものが若干ある。これは筆者が参考にした文献の中の主なものという意味と,将来この方面の研究に興味を持たれるかも知れない読者にとつてよい参考書となるであろうと云う意味と二重の意味を含めてある。併し筆者が参照した其の他の文献中にもいろいろの点で教を受けたものもある。又そうでないものでも病院経営についての乏しい本邦文献の中に存在していたという事実だけでも,この方面の研究に一里塚としての役目はそれぞれ果しているのであつて等しく貴重な文献である。こう考えてくると,病院経営について従来本邦文献は皆無であつた,で済ましてしまうのは誠に相済まないので,これら先賢の業績を紹介すべきであると考えた。又こゝ両一年の間に我国に於て,病院経営研究が格別盛になり,偉観と云つてもいゝ位にまで発展したので,この辺で一応在来の病院経営文献を纒めておくのも一つの義務であり,又将来,この方面の研究者に便宜を与えることにもなるので,拙著の補遣の意味も含めてこゝに病院経営文献の紹介をしたいと思う。
今回,新著「病院経理の理論と実際」の出版が一段落して振返つてみると,云い足りなかつたところや,研究不足のまゝで済ましたところが目について汗顔の至りであるが,特に参考文献について其の感が深い。即ち著書の中に,主要参考書としてあげたものが若干ある。これは筆者が参考にした文献の中の主なものという意味と,将来この方面の研究に興味を持たれるかも知れない読者にとつてよい参考書となるであろうと云う意味と二重の意味を含めてある。併し筆者が参照した其の他の文献中にもいろいろの点で教を受けたものもある。又そうでないものでも病院経営についての乏しい本邦文献の中に存在していたという事実だけでも,この方面の研究に一里塚としての役目はそれぞれ果しているのであつて等しく貴重な文献である。こう考えてくると,病院経営について従来本邦文献は皆無であつた,で済ましてしまうのは誠に相済まないので,これら先賢の業績を紹介すべきであると考えた。又こゝ両一年の間に我国に於て,病院経営研究が格別盛になり,偉観と云つてもいゝ位にまで発展したので,この辺で一応在来の病院経営文献を纒めておくのも一つの義務であり,又将来,この方面の研究者に便宜を与えることにもなるので,拙著の補遣の意味も含めてこゝに病院経営文献の紹介をしたいと思う。
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