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研究と報告【投稿】
わが国におけるオープンシステム病院の運営—その理念と実際
著者: 杉浦武朗12
所属機関: 1財団法人香雪会 2香雪記念病院
ページ範囲:P.105 - P.110
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日本の医学の主流は,戦前のドイツ学派から,戦後,アメリカ学派に移り幾多の制度が導入された.特にインターン制度と病院のオープンシステムは特記すべき2点であった.
前者は,その導入後20か年に及んだのに,遣憾ながらステユーデントパワーの一拠点となり,ついに崩壊した.この原因は,日本のインターンは本場アメリカのInternではなく,実はExternまがいであったからだと一識者はいう.後者も諸方面で漸次実施されているが,はたしてその本質を生かしているか危惧の念をいだかしめる節々がある.
日本の医学の主流は,戦前のドイツ学派から,戦後,アメリカ学派に移り幾多の制度が導入された.特にインターン制度と病院のオープンシステムは特記すべき2点であった.
前者は,その導入後20か年に及んだのに,遣憾ながらステユーデントパワーの一拠点となり,ついに崩壊した.この原因は,日本のインターンは本場アメリカのInternではなく,実はExternまがいであったからだと一識者はいう.後者も諸方面で漸次実施されているが,はたしてその本質を生かしているか危惧の念をいだかしめる節々がある.
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