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病院の広場
藤沢市民病院開院
著者: 山岸三木雄12
所属機関: 1朝鮮平壌医学 2横浜市立大学
ページ範囲:P.21 - P.21
文献購入ページに移動 公的病院が建設されるときには,決まって地元医師会の反対がある.多くは,設立者はあいまいな妥協の下に,あるいは医師会の反対を押し切って病院を設立している.藤沢市民病院が計画されたときも例外ではなかった.その後,市当局と医師会との間に,完全な和解が得られて今回でき上がった病院であるので,その将来は注目に価するものと考えられる.
医師会の反対運動の1つに,"予防接種拒否"という事態があったが,当時横浜市立大学に在職していた私は,藤沢市からの応援を依頼されたことがある.正直にいって,そのとき私は多分に対岸の火事として,興味本位に見物しておったといってよい.私がそのような紛争を経てでき上がった病院に就任することになったことは,偶然とはいえ,誠に不思議なめぐり合わせである.
医師会の反対運動の1つに,"予防接種拒否"という事態があったが,当時横浜市立大学に在職していた私は,藤沢市からの応援を依頼されたことがある.正直にいって,そのとき私は多分に対岸の火事として,興味本位に見物しておったといってよい.私がそのような紛争を経てでき上がった病院に就任することになったことは,偶然とはいえ,誠に不思議なめぐり合わせである.
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