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文献詳細

雑誌文献

病院30巻3号

1971年03月発行

文献概要

病院と統計

病床利用状況の指標

著者: 前田行雄1

所属機関: 1厚生省企画室

ページ範囲:P.10 - P.11

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 病床の利用状況を表わす指標としては,病床利用率,平均在院日数,Turnover Interval (以下T.I.と略称する)などがある.病床利用率は,入院患者によって占められている病床数(または在院患者数)と全病床数との比率で表わされる.病院報告では,年間の利用率は1日平均在院患者数と6月末病床数との比,月別の利用率は月末現在の在院患者数と病床数との比を用いているが,ここでは月別の場合も刀間の平均患者数を用いた.平均在院日数は,入院患者が在院している日数の平均値で,退院患者について在院期間の平均値を求める場合もあるが,病院報告では次の式によっている.
平均在院日数=年(月)間在院患者延数/{1/2〔年(月)間新入院患者数+年(月)間退院患者数〕}
 T.I.は,患者が退院してから次の患者が入院するまでの日数の,1病床あたりの平均値で,英国では‘一定期間の許可病床延数と在院患者のいた病床延数との差を期間中の退院患者数で割る’となっているが,ここでは病院報告の数字を用いるため,次の式を川いた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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