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文献詳細

雑誌文献

病院30巻5号

1971年05月発行

文献概要

おなかを開く話・3

抜糸をしたあと

著者: 今村栄一1

所属機関: 1国立東京第一病院小児科

ページ範囲:P.88 - P.92

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早期歌唱はいかが
 7針縫った手術創の回りをおさえながら,うつむき加減に歩いている姿は,自分で考えてもみすぼらしいものである.おなかをおさえていないと,歩きにくいのである.うがいをしようとすると,おなかの皮がつっぱり,首のすじもいうことをきかず,水がのどへたまらない.ニワトリはじょうずに水を飲むものだ,首が長いためかなと感心する.
 しかし7日たって抜糸してもらったらば,少しそり返ることができるようになった.立ったままで天井を見ることもできるようになり,ニワトリをうらやましく思わないでもすむようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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