文献詳細
文献概要
病院と統計
患者数と受療率
著者: 前田行雄1
所属機関: 1厚生省大臣官房企画室
ページ範囲:P.10 - P.11
文献購入ページに移動 国民の傷病量を把握する統計には,病院・診療所など医療施設の面から観察するものと,世帯の面から観察するものとがある.患者調査は,昭和28年以来毎年7月中旬の1日(退院患者については6月1か月間)を調査日として行なわれてきた施設面からの傷病調査であって,全国から層化無作為抽出法により選ばれた約1/10の病院,約1/100の一般診療所および歯科診療所で当日受療した外来患者,この日に在院していた,または新たに入院した患者および6月中に退院(病院のみ)した患者について調査が行なわれる.
病院報告では,入院・外来別の患者数などしか知ることができなかったが,この調査では,患者の性・年齢・傷病名,治療費の支払い方法,在院期間の分布なども知ることができる.
病院報告では,入院・外来別の患者数などしか知ることができなかったが,この調査では,患者の性・年齢・傷病名,治療費の支払い方法,在院期間の分布なども知ることができる.
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