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管理者訪問・42
兵庫県立病院柏原荘院長 山本善信先生
著者: 冨田重良1
所属機関: 1県立尼崎病院
ページ範囲:P.69 - P.69
文献購入ページに移動 兵庫県立病院柏原荘の山本善信院長は,兵庫県では名院長の令名高い内科医である.昭和17年京大医学部ご卒業後,国立結核療養所春霞園に勤務され,28年には兵庫県立結核療養所柏原荘の初代院長に就任された.以来18年,その人間尊重の診療方針と医療内容の充実ぶりが次第に地域住民に認識され,先生を慕う一般患者も集まり,かつての療養所は現在では,兵庫県の過疎地帯丹波地方の中核病院として,6科,353床(結核179,一般174床)を擁する県立病院柏原荘となったのである.
昨年,初めて私が柏原荘を訪れたとき,人里離れた山すそにまるでユートピアのように存在する病院——よく手入れされた建物,礼儀正しく親切な従業員,都会の総合病院にもまさる完備した医療設備にびっくりし,これぞ真の病院と感銘を受けたのである.したがって,この訪問記事を委嘱されたとき,先生の真髄を探ぐる絶好の機会と大いに張り切って,各方面からいろいろと予備知識を貯えた上で訪問し,次々と失礼な質問をぶっつけてみたのである.
昨年,初めて私が柏原荘を訪れたとき,人里離れた山すそにまるでユートピアのように存在する病院——よく手入れされた建物,礼儀正しく親切な従業員,都会の総合病院にもまさる完備した医療設備にびっくりし,これぞ真の病院と感銘を受けたのである.したがって,この訪問記事を委嘱されたとき,先生の真髄を探ぐる絶好の機会と大いに張り切って,各方面からいろいろと予備知識を貯えた上で訪問し,次々と失礼な質問をぶっつけてみたのである.
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