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時評
中医協審議に転換をもたらす道
著者: ご
所属機関:
ページ範囲:P.57 - P.57
文献購入ページに移動 昭和46年12月21日の朝,診療報酬緊急是正についての中医協の審議はまたもや決裂し,その1月実施はお流れとなった.医師会側委員が,突如としていったんは賛成をした厚生大臣に対する建議案の2項,3項の削除を求めたために,支払側委員と意見が完全に衝突してしまったためだ.
8月5日の中医協の審議再開以来,33回もの会合を重ねて,ようやく最後の合意に達したかに見えた土壇場でこうしたドンデン返しが起こったということは,未曽有のことだ.日医側の委員が述べたと言われる‘先ほどの第2,第3項については判断の誤りがあったから取り消してもらいたい’というセリフも,これまた,ひとつの委員会の責任ある委員のことばとしては,未曽有のことといえる.
8月5日の中医協の審議再開以来,33回もの会合を重ねて,ようやく最後の合意に達したかに見えた土壇場でこうしたドンデン返しが起こったということは,未曽有のことだ.日医側の委員が述べたと言われる‘先ほどの第2,第3項については判断の誤りがあったから取り消してもらいたい’というセリフも,これまた,ひとつの委員会の責任ある委員のことばとしては,未曽有のことといえる.
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