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文献詳細

雑誌文献

病院31巻1号

1972年01月発行

文献概要

病院建築・36

わが国の病院建築の水準と今後の目標(2)

著者: 筧和夫1

所属機関: 1東北大学・工学部

ページ範囲:P.91 - P.96

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中央診療施設において
 1.だいたい獲得された水準
 1)中央化の確立
 まずもって,中央診療施設の概念が一般化し,その概念のもとに構成された手術・検査・放射線等々の部門が,各科を離れてそれぞれに中央化され,独立の部門を形成するようになったこと,そして,それが建築の平面計画の上にも明確に提示されてきたことをあげねばなるまい.これらは今日ではもはや全く常識ともなっている事柄ではあるが,更に中央診療施設の各部門がそれぞれに病棟・外来診療各部からの利用上の結合形態に応じて,院内における平面上の位置づけを決定されるという設計が次第に広く行なわれつつあることも高く評価せねばならない.
 これらの中央化の動向の中で,特に‘中央材料消毒室’の出現・定着は,病院管理,病院機能の全く新たな側面を展開したものとして特記すべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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