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文献詳細

雑誌文献

病院31巻11号

1972年10月発行

文献概要

特集 夜間診療体制

夜間の検査の種類とその範囲

著者: 北口勝美1 有松久美子1

所属機関: 1九州厚生年金病院・臨床病理検査科

ページ範囲:P.32 - P.35

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はじめに
 休日ないし夜間の検査体制については,それぞれの施設で実情に即した方法が考慮されているが,緊急時の救急患者対策は昨今の関心事と思われる.近年,検査機器の改善,検査法の開発は著しいものがあるが,私たちは簡易かつ迅速でしかも精確度の高い検査法の選択により,日常検査業務の円滑化を計り,ひいては緊急検査への対応が大きな課題とも言えるであろう.夜間の診療体制は所在地域の社会構造,過密化,所属する事業体の種別,施設の規模により病院の特殊性が考えられるが,緊急検査,とくに夜間の検査体制は年々関心が高まり積極的な対策が講じられつつある.
 夜間宿直(機器の管理貸出しのみを行なう場合を含む)は主要病院の約9.1%との報告があり,緊急時の呼び出しに応じる体制,宅直制度など各施設が苦慮するところである,当院は当直制度を10年来実施しているが,時代の趨勢により機器の導入,検査内容の整備拡充などを検討しつつ現在に至っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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