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県民と密着したがん制圧を目標に—千葉県がんセンター完成
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ページ範囲:P.13 - P.17
文献購入ページに移動 千葉県では,年間約3000人もの命が,がんのために奪われている.昭和33年,千葉県がん対策審議会が結成されて以来,千葉県がんセンター’の構想もようやく実現に移され,着工以来3年めを迎えた本年11月1日,開院披露がとり行なわれ,いよいよ患者の診断・治療にのり出すことになった.総事業費30億円という巨額の県費を投入して建設されたこのセンターは,元の国立千葉療養所跡の5万3000m2の広大な敷地に,地上6階・地下1階,200床をもつ,モダンな建物である.10億3000万円は器械設備に回されたというが,とくに放射線部門の充実はすばらしいもので,‘がん制圧’への体制はすっかりと整ったようである.
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