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文献詳細

雑誌文献

病院31巻13号

1972年12月発行

文献概要

精神医療の管理・12 臨床心理員(CP)の業務

2.一私立病院におけるCPの役割—新武庫川病院心理室小史および今後の展望

著者: 松永一郎1 久野能弘 木下功

所属機関: 1兵庫医科大学

ページ範囲:P.50 - P.53

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はじめに
 現在,われわれ新武庫川病院臨床心理室は,対外的にも内部的にも大きな変動期にある.去年11月22日に学校法人兵庫医科大学が認可され,森村茂樹院長が理事長に就任したことは周知のとおりであるが,武庫川病院の発展に伴って,現在の新武庫川病院心理室の母体たる武庫川病院心理室は,種々な変遷をたどってきている.すなわち,34年に新武庫川病院が設立され,その後,新武庫川病院が総合病院の形態を整えるに従って,武庫川病院心理室は精神科医局から独立し,心理部として各科の臨床心理的アプローチの要望に応えてきた.
 そして,去る46年4月に至り,医大設立の動きに伴って20年に近い歴史をもつわれわれの心理室は,新武庫川病院に移転し,新たな歩みを始めているのである.編集部からわれわれに与えられたテーマは,われわれの病院の心理室の現状を報告せよとのことであったが,上述のように,われわれは,なお病院全体の機構の変動の中で,非常に流動的な位置にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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