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文献詳細

雑誌文献

病院31巻2号

1972年02月発行

文献概要

特集 職員の食事

職員給食施設外注の問題点

著者: 井上昌彦1

所属機関: 1日大板橋病院

ページ範囲:P.31 - P.34

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●職員給食施設は必要なのだろうか
 病院の職員給食の施設を考えてみる場合に,病院内における職員給食の施設と,看護婦寮などの病院職員宿舎施設における給食との2つに分けて考えてみたほうがよさそうである.
 このうちで,職員宿舎における給食施設は,近い将来には,なくなってしまうのではあるまいか,少なくとも病院が主体性をもってこの部門における給食施設を考慮する必要はなくなるのではないか,と思う.というのはいままでの考え方で病院がこれらの勤務者に刻して用意した宿舎施設の意義と必要性と,これからの病院における職員宿舎施設の存在理由とには,だんだんとその相違が目だつようになったからである.簡単にいえば,今までの病院の宿舎の考え方は,3食給与の住み込み職員としての宿舎の提供であり,それによって職員の獲得を容易にし,また一面ではそのような職員の採用方法によって,24時間拘束できる要員を確保して,緊急非常の際の準備態勢を作るということにあったと思えるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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