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文献詳細

雑誌文献

病院31巻8号

1972年08月発行

文献概要

病院と統計

生産量(Out Put)を測ること

著者: 一条勝夫1

所属機関: 1病院管理研究所経営管理部

ページ範囲:P.10 - P.11

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 生産性指標は一般に<out put÷in put>であらわし,労働生産性は<生産量÷職員数>で測るものとされている.このインディックスは生産企業における労働者の生産能率をあらわすために考えられている.生産量に相当するものを病院事業について求めると,職員1人あたり取扱患者数とか薬剤部門職員1人あたり調剤件数といった指標がその例である.
 物量や件数は,それが同類で等質のものであれば指標として効果的であるが,病院業務は多様で,バラツキが多いので,正確な比較がむずかしい.そこでこれら質量的に違った多種類の行為を合算するときに,それぞれになんらかの重みづけをすることが必要である.この重みづけとしては,現行の社会保険診療報酬点数が便利であり,職員1人あたり医業収益とか,さらには限界利益額あるいは粗付加価値額をとることが好ましいということを前に述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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