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文献詳細

雑誌文献

病院32巻1号

1973年01月発行

文献概要

病院史のひとこま

国立東京第一病院における臨床検査中央化

著者: 小酒井望

所属機関:

ページ範囲:P.69 - P.69

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3人の医師と8人のスタッフで検査を一手に引き受ける
 国立東京第一病院で細菌・血清検査を担当する医師が必要だということで着任したのは昭和23年11月である.細菌・血清検査,生化学検査は相接した部屋で行なわれており,病理検査はかなり離れた部屋で行なわれていた.そして病理部門には大橋成一,橋本敬祐両博士がすでにおられた.私は3人目の検査部門専任の医師となったわけである(当時まだ研究検査科の名称はついていなかった).
 各検査室には1,2名の技術者がいた.のちに技師長となり,‘臨床検査のパイオニア’といわれるようになった広明竹雄氏は,細菌・血清検査を担当していた.なお生化学検査室のめんどうは,当時の内科医長小山善之博士(現副院長),内科医員鴫谷亮一博士(現群大教授)がみておられた.そして一般検査,血液検査は病棟や外来で,主としてインターンや医師(当時無給医が多数いた)によって行なわれていた.翌年になって病理検査室が細菌・血清検査室,生化学検査室の近くに移転してきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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