icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院32巻11号

1973年11月発行

文献概要

招待席

いまアメリカの医療が試みていること

著者: 小林玄一1 神崎三益2

所属機関: 1米国シャーマン病院 2武蔵野赤十字病院

ページ範囲:P.66 - P.74

文献購入ページに移動
 神崎 私,先年,非常なハード・スケジュールでアメリカの代表的な病院をいくつか見てきて,日本のものと比較して,非常にその間に距離があると考えながら帰ってきました.日木も,先生もごらんになったと思いますが,ぼつぼつショーウィンドーに並べる程度のものはできていますが,全体のレベルは,私どもみずからがこんなことではいけないという不満を持っているんです.1977年の国際病院連盟コングレスをお引き受けするについても,もっと日本全体の病院のアベレージが上がってこなければ,その時期尚早なりという考えも持っておりますが,まあしかしコングレスが非常な刺激になって,病院関係者だけでなく,政治家から一般国民までが病院の大切さを知ってくれればと思ってお引き受けしたしだいです.
 私なりにはいろいろ承知しているように思うんですが,なんであんなにアメリカの病院が日本と比べて格段にいろいろな点で進んでおるのかを,ひとつお話しいただきたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?