文献詳細
看護管理・23
文献概要
診療介助からチームナーシングへ
患者中心の看護体制としてチームナーシングが日本に導入されて,早くも7年を経過している.日本では果てしない看護婦不足のため,合理的な機能別方式によって診療介助が重点に行なわれてきたが,近年社会の要請に基づいた看護の改善と,業務の独自性への探究により,チームナーシングの理論に基づいた体制をとる病院が多くなってきた.この体制については,都留伸子先生を始めとした諸先生方の懇切ていねいな指導書が明らかにされているが,さて実施となると困難な事情も多く,現状としては混合の体制が多いと思われる.体制のいかんを問わず,カンファレンスの必要性はだれでも認めるところであり,それぞれの病院が程度の差はあれ業務の向上のために熱心に展開しておられると思う.
昨年訪問の機会を得たシカゴのシャーマン病院は,まったく短時間の見学であったが,看護部の資料をいただくことができた.その中の‘チームナーシングのリーダーシップセミナー’と‘カンファレンス’について,どのような基準を作製して日常の業務に取り組んでいるか紹介したい.
患者中心の看護体制としてチームナーシングが日本に導入されて,早くも7年を経過している.日本では果てしない看護婦不足のため,合理的な機能別方式によって診療介助が重点に行なわれてきたが,近年社会の要請に基づいた看護の改善と,業務の独自性への探究により,チームナーシングの理論に基づいた体制をとる病院が多くなってきた.この体制については,都留伸子先生を始めとした諸先生方の懇切ていねいな指導書が明らかにされているが,さて実施となると困難な事情も多く,現状としては混合の体制が多いと思われる.体制のいかんを問わず,カンファレンスの必要性はだれでも認めるところであり,それぞれの病院が程度の差はあれ業務の向上のために熱心に展開しておられると思う.
昨年訪問の機会を得たシカゴのシャーマン病院は,まったく短時間の見学であったが,看護部の資料をいただくことができた.その中の‘チームナーシングのリーダーシップセミナー’と‘カンファレンス’について,どのような基準を作製して日常の業務に取り組んでいるか紹介したい.
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