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文献詳細

雑誌文献

病院32巻2号

1973年02月発行

文献概要

病院職員のための医学知識・2

消化器内視鏡の進歩

著者: 崎田隆夫1

所属機関: 1国立がんセンター外来部

ページ範囲:P.72 - P.73

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消化器内視鏡にはどんな種類がありますか
 1)胃内視鏡としては,胃カメラ,胃ファイバースコープ,ファイバースコープ付胃カメラ,細胞診または生検用ファイバースコープ,これらすべてを兼ねた万能式ファイバースコープ付胃カメラなどがあります.そのほかに,2)食道ファイバースコープ,3)十二指腸ファイバースコープがあります.これら3つ(食道・胃・十二指腸)を兼ねた万能式ファイバースコープもあります.4)大腸ファイバースコープとしては直腸S字結腸用のシグモイドファイバースコープ,結腸も見えるコロノファイバースコープ,5)腹腔鏡の5つがあります.
 ファイバースコープのなかった時代の内視鏡は,硬性鏡(管がかたく真直ぐのもの)として,胃鏡,食道鏡,直腸鏡および腹腔鏡の4つでしたが,腹腔鏡を除き,最近はほとんどファイバースコープにおきかえられてしまいました.また小腸ファイバースコープが最近試作され近く完成する予定です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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