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米国における医療情報システム開発の動向
著者: 紀伊国献三
所属機関:
ページ範囲:P.66 - P.66
文献購入ページに移動 医療に対するニードは,社会の急速な変動を反映して多様化し,しかも急速にその増大が見られている.一方それに対応する医療資源は常に相対的に限られたものであり,そのため資源の適正配分は常に医療の中心課題となっている.
この場合の対策には,医学ばかりでなく,関連諸科学の幅広い協力,いわゆるインターデシプリナリーの協力関係が必須のものとなっており,とりわけ有力な武器として,コンピュータを中心とする情報科学の利用が必要である.そのため昭和48年度予算で,通産省,厚生省がともに1億1000万円を計上して,医療における情報処理システムの開発の第一歩をしるしたことは,画期的ともいえることであろう.
この場合の対策には,医学ばかりでなく,関連諸科学の幅広い協力,いわゆるインターデシプリナリーの協力関係が必須のものとなっており,とりわけ有力な武器として,コンピュータを中心とする情報科学の利用が必要である.そのため昭和48年度予算で,通産省,厚生省がともに1億1000万円を計上して,医療における情報処理システムの開発の第一歩をしるしたことは,画期的ともいえることであろう.
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