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看護管理・18
討議方式による院内婦長研修(3)—国立東京第一病院の試み
著者: 木戸栄子1 中山てい1 安宅くみ子1
所属機関: 1国立東京第一病院
ページ範囲:P.70 - P.71
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いままでの研修会,講習会というと一部の人しか出席できず,しかも講師の先生方の講義を聴講することのほうが多かったので,なんとか婦長全員が参加でき,しかもなんらかの役割を全員が受け持つような研修会はないものだろうかとの考えから,病院管理研究所の紀伊国先生,姉崎先生,岡本先生,立教大学の杉先生に指導者になっていただき,第1回の研修会を開くことができた.その結果について,反省を加えて報告してみたいと思う.
研修方法は,先生がたに2,3ご提案いただき,そのなかで最も適切な方法と思われるJ.S.T.の方式を採ることにした.J.S.T.では実習にはいる前に講義が行なわれるが,今回は時間・講師などの関係で講義をはぶき直接実習にはいった.そのためには十分にオリエンテーションを行なう必要があったが,私の勉強不足とJ.S.T.を受講していないこともあって,苦心したわりには討議のさいの注意事項を説明したにすぎず,研修の中心となる司会者・観察者の役割を参加者が納得のいくように説明できなかったように思う.しかし参加者の1人から,もっとJ.S.T.に対する詳しいオリエンテーションがほしかったという意見がでただけで,研修方式そのものに対してはとくに問題はなく,参加者の大部分の好評を得た.
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