文献詳細
文献概要
特集 医療計画
システム論と計画・立案
著者: 原野秀永1
所属機関: 1東芝電機電子計算機事業部
ページ範囲:P.45 - P.47
文献購入ページに移動システム論の必要性と背景◇
われわれの周囲にはシステムという言葉が横行している.いわく医療のシステム,いわく病院のシステム,といったものから,生活のシステム,とか明朗会計システムといったように,いろいろに使われている,しかしシステムとは何であろうかと問いかけるときに明確な答えは返ってこない.システムとは何なのであろうか?
これに対して‘浪華の芦も伊勢の浜荻’のたとえのごとく,人により立場により定義は変わってくるであろうが,筆者は次のような定義を与えている.システムとは‘ある目的を達成するためにもの(有形,無形の)が有機的に結合されて安定した活動可能の状態となっているものの集合’であると定義している.これで一応は定義したようなものの目的とは何か?ものとは何か?と1つ1つを明らかにしないかぎりシステムは本当に理解されないであろう.
われわれの周囲にはシステムという言葉が横行している.いわく医療のシステム,いわく病院のシステム,といったものから,生活のシステム,とか明朗会計システムといったように,いろいろに使われている,しかしシステムとは何であろうかと問いかけるときに明確な答えは返ってこない.システムとは何なのであろうか?
これに対して‘浪華の芦も伊勢の浜荻’のたとえのごとく,人により立場により定義は変わってくるであろうが,筆者は次のような定義を与えている.システムとは‘ある目的を達成するためにもの(有形,無形の)が有機的に結合されて安定した活動可能の状態となっているものの集合’であると定義している.これで一応は定義したようなものの目的とは何か?ものとは何か?と1つ1つを明らかにしないかぎりシステムは本当に理解されないであろう.
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