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病院建築・59
川崎医科大学付属病院の設計
著者: 高橋進1
所属機関: 1株式会社梓設計岡山事務所
ページ範囲:P.77 - P.84
文献購入ページに移動岡山市と倉敷市心とのほぼ中間,国道2号線に沿った田園地帯のひろがりの中に,緑うっそうとした小高い丘陵が浮かんでいる.この丘陵を中心とした約16万m2(付属病院の建つ敷地は約11万m2)の広さをもつ地に,川崎医科大学および付属病院の一連の施設の建設が計画された.この敷地は,丘陵地(平坦地盤上約22m)がほぼ3分の1の約4万m2を占め,国道に沿って丘陵地との間に残る3分の2の約7万m2の平坦地がひろがっている.
この地に,第一次計画として設けられた施設は,医科大学としての教育・研究施設と医療施設たる付属病院(約1100床)および看護婦宿舎(約400人収容)である.将来計画としては,リハビリテーションセンター(現在施工中)および小児,老人病院等々の医療施設,また医に関連する他の教育施設あるいは各種の付置研究所の設置が見込まれている.さらに,福利厚生に類する諸施設や宿舎群の必要性も予想される.
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