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文献詳細

雑誌文献

病院33巻12号

1974年12月発行

文献概要

特集 院内感染管理の新しい課題 新しい感染症とのとりくみ

HB抗原

著者: 市田文弘1 上村朝輝1

所属機関: 1新潟大学医学部第3内科

ページ範囲:P.31 - P.33

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 日常扱う肝疾患患者中に,外科医,看護婦,検査技師など医療従事者が少なからず存在し,時に劇症肝炎となって死の転帰をとるのを見るにつけ,Hepatitis B (HB)抗原の危険性を身近な問題として感じざるをえない.HB抗原の発見以来種々の知見が集積され,ウイルス肝炎,とくにB型肝炎(HB抗原陽性の肝炎)については感染症としての再認識がなされるようになりつつある.院内感染という立場からも,安全および予防に関する具体策の必要性がたかまっている.ここではHB抗原の感染に関連した種々の問題点,現在での対策などについてふれてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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