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病院職員のための医学知識・24
膠原病
著者: 本間光夫1
所属機関: 1慶大医学部・内科
ページ範囲:P.58 - P.59
文献購入ページに移動膠原病という言葉の由来
膠原病は病理学者であるKlem-pererがその共同研究者Pollack,Baehrとともに1942年にはじめて提唱した言葉です.
それまで病気は臓器の疾患と考えられていました.したがって診断も基礎となる臓器疾患を確立することにその努力が向けられていたわけです.つまり肺の炎症性疾患だから肺炎,肝臓に病変の主座があり,その病変がせんい化を主体とするから肝硬変症という考え方です.
膠原病は病理学者であるKlem-pererがその共同研究者Pollack,Baehrとともに1942年にはじめて提唱した言葉です.
それまで病気は臓器の疾患と考えられていました.したがって診断も基礎となる臓器疾患を確立することにその努力が向けられていたわけです.つまり肺の炎症性疾患だから肺炎,肝臓に病変の主座があり,その病変がせんい化を主体とするから肝硬変症という考え方です.
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