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村ぐるみの健康自衛—豪雪のなかの沢内病院を訪ねて
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ページ範囲:P.13 - P.19
文献購入ページに移動ヘルス・ケアとメディカル・ケアを統一した‘沢内方式’は与えられたものではない.生存権を村民みずからの責任において獲得せんとした長い苦闘の歴史の産物なのである.病院は,与えられた条件・制度の中で最良の包括医療サービス提供を工夫した.村当局も自治権の最大限の行使を試みた.この村民・病院・行政の一体化こそ,昭和35年当時,加藤院長,深沢村長(故人)が求めていた医療再建の道標であった.
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