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文献詳細

雑誌文献

病院33巻2号

1974年02月発行

文献概要

連載・2

病院における物品搬送設備の概要とその導入状況(2)

著者: 栗原嘉一郎1 中野明1

所属機関: 1大阪市立大学工学部建築学科

ページ範囲:P.63 - P.68

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ボックスコンベヤー
 物品を一定の大きさのボックスに収容し,循環駆動されている2本のエンドレスな垂直チェインに,2.5m間隔でとりつけられたフレームカー(ハンガー)でボックスを支え,昇降路内を垂直連続搬送する装置である.搬出入口に水平ベルトを接続することにより,水平・垂直の連続搬送も可能となる.
 ステーションの選局は,ボックスの上端の片側についているナンバープレートのカーソルを,目的ステーションのナンバーにセットすることによって可能となる.すなわち,セットしたボックスを搬入ストックコンベヤー上に置くと昇降路内を上昇してきたフレームカーに自動的に乗せられ,いったん最上階までのぼってから下降してくる際に,各ステーションの検出装置がカーソルを検知し,搬送ローラー弁を働かせ,目的ステーションの搬出ストックコンベヤー上に自動搬出し,到着を知らせる信号(ブザー,ランプ等)を出すのである.また,ボックスの底部には,水平搬送の際に,途中で自由に方向転換をするためのコーナーガイドがついている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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