icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院33巻6号

1974年06月発行

文献概要

時評

院内感染に総合的な対策を

著者: てん

所属機関:

ページ範囲:P.45 - P.45

文献購入ページに移動
感染‘予防’には多くの困難が
 微生物の病原性をもったものを病原菌として病院では注意し,消毒を行なっている.そしてこの病原菌は,すべての教科書に記載され,患者と直接関係のある医師,看護婦はもちろんのこと,他のパラメディカルの人々の教育過程にも一度は顔を出し,教えられてきた.つまり,この病原菌というのは,もともと人間はもっていない菌で,何らかの事情によって人体に侵入すると,いろいろの型で発病させる力をもったものである.
 ところが最近院内感染の問題として新聞などで報道されるものは,決してこれらの従来考えられていた病原菌が原因ではないことが,取り扱い上非常に困難にしていることに気がつかれるだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら