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身も心も休め憩える所として—天理よろづ相談所病院
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ページ範囲:P.13 - P.19
文献購入ページに移動天理病院は現代医学の粋を集めて,昭和42年10月,認可病床1000床で開設された総合病院である.総工費は60億円と推定されている.手術用カラーテレビジョン装置,電子ナース記録装置,分娩監視装置,深部治療装置,放射性同位元素診断治療装置のほか,電子顕微鏡などを設備している.病院には医学研究所(組菌,生理,病理,生化学,電子顕微鏡,放射線の各部)および実験動物飼育室などの付帯施設を擁している.まさに医学の殿堂という観がある.
昭和41年の建設であるが,4階以上にスプリンクラー,全舘に煙感知器,火災警報装置,ストレッチャーのまま誘導できる避難スロープなど,患者の安全を保つために万全の措置がとられていた.こういった点に,病院開設者の意図と病院管理への姿勢をうかがうことができる.
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